私は毎週レースごとの指数(馬場差)を計算しているのですが、その際レースごとの馬場差の信頼度をA,a,B,b,C,Xの6段階(Xは馬場差計算不可の意味)で残しています。
元々馬場差の信頼度はExcel内で記録しているだけだったため、競馬予想の際に過去のレースの馬場差の信頼度を確認するのがめんどくさかったのですが、現在はTARGETにレース印機能が使って以下のとおり各レースの信頼度をTARGETの各画面で表示されるようにしています。
手動でレースごとにレース印を設定するのは面倒ですので、Excelで管理していた馬場差をTARGETのファイル形式に変換するツールを作って対応しているのですが、このようにレース印を自動処理する際に注意すべき点を紹介したいと思います。
下手をするとせっかく設定した独自のデータを消してしまう可能性がありますので、TARGETのレース印を何らかの形で自動処理することを考えている人は確認してみてください。
■レース印のファイル構造について
レース印のファイルフォーマットは
に記載されています。
例として先の札幌記念であれば、2014年の2回札幌ですのでファイル名は「UM142札.DAT」となり、2日目の11Rということで同ファイルの12+11=23行目の先頭に「01B___」(_は実際は半角スペース)と記録されることになります。
ここで注意すべき点は馬印とレース印が同一ファイルに記録される仕様になっていることです。そのため単純に馬場差をファイル変換するだけだと既存の馬印情報が上書きされて消えてしまいます。
これを避けるには以下の方法が考えられます。
- 馬印2、レース印2以降を使う
- 既存の馬印を残した状態でレース印をファイルに書き込む
■馬印2、レース印2以降を使う
以前は馬印、レース印とも1種類しか使えなかったのですが、今は拡張され馬印、レース印とも複数使うことができます。
また2以降は馬印とレース印のファイルも分かれているので、今だとこちらの方法を使うのがスマートかもしれません。
■既存の馬印を残した状態でレース印をファイルに書き込む
ただTARGETのヘルプにも馬印1やレース印1は各画面で優遇表示されるとの記載もあるため、やはりレース印1を使いたいというケースもあると思います。
私も過去の経緯からレース印1を使っており、馬場差をレース印として設定する際に既存の馬印を残した状態でレース印として馬場差信頼度を設定する処理をawkで実装して対処しています。
awkでの具体的な実装イメージも別記事でいずれ紹介したいと思います。
■まとめ
以上、TARGET Frontier JVのレース印を自動処理する際に注意すべき点を紹介しました。
要は単純にレース印ファイルを上書きして、既存の馬印を消さないように!ということです。自分で設定した馬印は一旦消してしまうと元に戻せませんので…。