2014年06月16日

「誰も書かなかった 武豊 決断」島田明宏 (著) を読んでみた【競馬本レビュー】

 武豊に関する書籍「誰も書かなかった 武豊 決断」を読む機会がありましたので、紹介してみます。

誰も書かなかった武豊決断.png


Amazonから目次を抜粋すると以下のとおり。

第1章 宿命~なぜ「武豊」は美しくしなやかなのか?~ 
第2章 伝説~「心をあやつる技術」はこうして生まれた~ 
第3章 戦略~名馬が育てた「勝つ思考力」~ 
第4章 理論~試行錯誤でつかんだ「勝利のセオリー」~ 
第5章 野望~それでも「世界と戦う」理由とは何か?~ 
第6章 重圧~「究極の精神」はいかにして鍛えられたか~ 
第7章 逆境~あの「どん底」で何を思ったのか?~ 
第8章 決断~いま「武豊」が考えていること

基本的には、武豊の少年時代から現在に至るまでのストーリーが、著者の島田明宏さんの目線で記述されたものになります。島田明宏さんの武豊本は何冊かあり、Amazonのレビューを見ると一部内容の重複もあるようですが、私は初めて読んだこともあり気にならず、それなりに面白く読めました。


■あの有名馬主との確執も読める?

基本的には武豊ファン向けの本であることは間違いありませんが、Amazonの内容紹介には、

天才・武豊「苦難の日々」の真実! 有名馬主との確執から悪夢の落馬事故、そしてどん底のスランプまで。

という記載もあり、特に武豊ファンでなくても競馬ファンであればちょっと気になるところです。

ただ残念ながらアドマイヤの馬主との件や、社台グループとの不仲?説について、特に踏み込んだ面白い記載はなかったと思います。私もどちらかと言うとこの部分に期待していたので、ちょっと肩透かしでした。


■どんな人にこの本がオススメか?

この本の内容を端的に示しているのは、ウオッカに関する記述だと思います。
2009年の天皇賞秋で3着に負けて、ルメールに乗り替わってジャパンカップ勝ちということがありました。

1.png
2.png

この本での記述は

天皇賞秋は、距離が延びる次走のジャパンカップを見据え、溜める競馬をしたら3着に敗れた。その結果、ジャパンカップではクリストフ・ルメールに乗り替わりになって勝たれ、美味しいところを持って行かれてしまうなど、…

と、「美味しいところを持って行かれた」と書かれています。あたかも天皇賞秋の目先の勝利に拘らず、先を見据えた溜める競馬が功を奏してジャパンカップの勝利に結びついた、と取れる記載になっています。

実際のところはどうなのかは私にはわかりませんが、上記の競馬観に共感できればこの本はより楽しめると思います。







タグ:騎手 競馬本
posted by knaka at 14:56 | 競馬本レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブログパーツ
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。