TARGET frontier JVでは、
外部指数という機能を使うことで独自のスピード指数などをTARGETに取り込んで使うことができます。ただ外部指数というのは後付で追加された機能のため、元々存在する補正タイムと比べてTARGETで表示できる場所が少ないです。
例えば、独自指数を下図のように補正タイムの一覧画面に並べるというようなことが、現時点の外部指数の機能ではできません。

私も独自の指数を計算して競馬予想に用いてますが、外部指数機能ができる以前から、補正タイムの箇所に独自指数を表示できるように設定しています。この方法だと、補正タイムで使える機能が全て独自指数で使えるため、外部指数機能を使うより便利だと思います。本記事ではその方法について紹介します。
■基本的な考え方
基本的にはTARGETの以下の機能を組み合わせて独自指数の表示を実現しています。
上記の機能を使うために、
オプション>環境設定>基準タイム
の設定画面を以下のとおり設定しておいて下さい。

TARGETの補正タイムの仕組みに詳しい人なら、上記の設定だけでピンとくるかもしれません。
まず基準タイムのフラットモードについて説明します。フラットモードとは補正タイムの算出方法として距離やクラスによる補正を行わず、単純に基準タイムと実際の走破タイムの単純な差のみで補正タイムを計算するモードです。つまり走破タイム=基準タイムであれば補正タイム100になるのはデフォルトの設定と同じですが、フラットモードではクラス・距離を問わず、走破タイムが基準タイムより0.1秒早くなるごとに補正タイムが+1、逆に0.1秒遅くなると補正タイムは-1となります。
付加タイムとは特定のレースの特定の馬ごとに補正タイムを変更できる仕組みです。つまり通常の計算方法だと補正タイムが100になるが、特定の馬だけ95にしたい場合は、その馬の付加タイムとして+0.5することで、補正タイムを95に修正できます。
上記の基準タイムのフラットモード及び付加タイムを利用することで、補正タイムとして独自指数の数値を表示させます。
具体例として、去年の天皇賞(秋)を例にして説明します。ジャスタウェイが勝ったレースですが、
- ジャスタウェイの指数:112
- トウケイヘイローの指数:93
として独自指数を設定したいとします。
ジャスタウェイの勝ち時計が1.57.5に対して、トウケイヘイローの時計が1.59.7で2.2秒差あるため、フラットモードをそのまま使うと補正タイムの差は22となります。一方、上記の指数の差は19のため、このままでは基準タイムをどう設定しても上記指数は表現できません。
仮に基準タイムとして1.58.9を設定すると補正タイムは以下のように表示されます。

上の画面の通り、基準タイムを1.58.9に設定した場合
- ジャスタウェイの補正タイム:114
- トウケイヘイローの補正タイム:92
となり、本来設定したい指数になりません。そこで以下の通り付加タイムを設定します(付加タイムはタイム部分を右クリックで設定できます)。

このようにジャスタウェイに付加タイム+0.2、トウケイヘイローに-0.1設定することで、本来設定したかった指数
- ジャスタウェイの指数:112
- トウケイヘイローの指数:93
を補正タイムとして表現することができます。
あとはこれを全頭に設定することで、任意の指数を補正タイムとして表現できることになります。
■実際の運用について
もちろん、上記の設定を全レースの全頭で行うことは現実的ではないため、実際は何らかのプログラムを組んで
- 独自指数を元に、レースごとの基準タイムおよび付加タイムを算出
- 算出された基準タイム、付加タイムについてTARGETで読み込み可能な形式のテキストファイルを作成
を実現することになります。
ちなみに私の場合は、Excel、AccessのマクロやJGAWK等を組み合わせて、TARGETで読み込み可能な基準タイムや付加タイムのファイルを生成してTARGETに取り込んでいます。(何しろ15年くらい前に作った仕組みをそのまま使ってるためJGAWKとか古いのが残ってます)
ちなみに基準タイムのCSV形式は
基準タイム処理画面に記載があります。付加タイムについては、
付加タイムをご確認下さい。付加タイムについてはファイル形式については具体的な記述はないですが、実際にファイルを開いてみればわかると思います。
■まとめ
以上、TARGETの補正タイムとして独自指数を使う方法を紹介しました。仕組みを作るまでは少し面倒ですが、一旦作ってしまうとTARGETの補正タイムとして独自指数を使えるのは非常に便利です。独自指数を使っている人は検討してみてはいかがでしょうか。
posted by knaka at 00:00
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